形而学ってなに?
形而学ってなに?
形而学(けいじがく)は、
目に見える世界と、その奥にある意味をつなぐための新しい学びの方法です。
私たちの世界には、三つの層があります。
1. 形而下(けいじか)= 目に見える世界
- ものの形
- 音や動き
- データやセンサー
- 手で触れたり測れたりする部分です。
2. 形而中(けいじちゅう)= しくみの世界
- ルール
- モデル
- 計算や構造
- 目には見えませんが、世界を支える「しくみ」です。
3. 形而上(けいじじょう)= 意味の世界
- 気持ち
- 物語
- 文化や価値
- 「なぜそれをするのか」を決める部分です。
三つをつなぐ学びとしての形而学
データだけでも足りない。
しくみだけでも動かない。
意味だけでも形にならない。
三つがそろって、はじめて「知性」が生まれます。
形而学は、この三つをひとつにつなぐ学びです。
なぜ「形而学」という学問が必要なのでしょうか?
私たちの世界には、形而下・形而中・形而上という三つの層がありますが、
実はこの三つをすべて扱える学問は、これまで存在していませんでした。
1. 形而上学はすでにあります
意味・価値・存在を扱う学問として、哲学の中に形而上学が確立しています。
これは、形而上の世界を考えるための大切な土台です。
2. 形而下学は存在しません
形而下は、ものの形・物理・データ・観測など、
自然科学や工学など、多くの分野に分かれてしまいます。
そのため、ひとつの学問として「形而下学」をまとめることはできません。
3. 形而中学は成立しにくい領域です
形而中は、「しくみ・構造・モデル」を扱う層です。
数学・情報科学・認知科学などが部分的に扱っていますが、
それらに引き寄せられてしまい、
独立したひとつの学問として定義することが難しい領域です。
では、三つをつなぐ学問はどうでしょうか?
三つの層はどれも必要で、どれか一つだけでは知性を説明できません。
だからこそ、
三層をつなぐ学問は、これまで存在しなかった「空白地帯」であり、
その必要性から自然に成立しうる。
この「三層をつなぐ学問」として生まれたのが、
形而学(けいじがく)です。
形而学は、
・形而下(データ・物理)
・形而中(しくみ・構造)
・形而上(意味・価値)
をひとつにつなぎ、
人とAIが理解し合うための新しい土台をつくります。
形而学は、統計的な人工知能を否定するものではなく、
その上に「意味・物語・意図」を重ねるための、もう一つの土台として提案している考え方です。
SoftBell(ソフトベル)とは?
SoftBell は、
形而学にもとづく人工知能の基盤技術に付けられた名前です。
その名前には、
「知性が世界に調和をもたらすように」
という願いを込めて、
平和の鐘(ベル)をモチーフにしています。
SoftBell の技術はまだ開発の途中ですが、
その理念はとてもシンプルです。
技術・しくみ・意味をつなぎ、
人とAIがやさしく響き合う未来をつくること。